エンゼルス、プレーオフ見据え補強した主力選手ら放出へ…今季の上位浮上を事実上断念か - 読売新聞オンライン

　【フィラデルフィア（米ペンシルベニア州）＝帯津智昭】米大リーグで大谷翔平が所属するエンゼルスが、複数の主力選手を放出する方針であることがわかった。米スポーツ専門局ＥＳＰＮなどが２９日（日本時間３０日）、報じた。エンゼルスは２８日現在、ア・リーグ西地区で首位と１２・５ゲーム差の４位で、プレーオフ進出圏内まで１１・５ゲーム差と低迷しており、今季の上位浮上を事実上、断念した形だ。

　米紙ＵＳＡトゥデーによると、放出する方針となったのは、ジオリト、ロペス、ムーア、レオンの４投手とレンフロー、グリチックの両外野手。ウェーバーにかけられ、獲得する球団があれば移籍となる。

　ジオリト、ロペス、レオン、グリチックは８月１日のトレード期限の直前に獲得した選手。プレーオフ進出に向けての戦力補強だったが、エンゼルスは８月、７勝１８敗と失速した。

　今後、チーム状況が改善する要素も少ない。チームトップの１０勝を挙げている大谷が右肘の靱帯（じんたい）損傷で今季の残り試合に登板できなくなった。大谷はア・ナ両リーグ１位の４４本塁打をマークする打者としては出場を続けているが、左手骨折から復帰した主砲のトラウトが再び負傷者リストに入るなど、野手もけが人が続出していた。

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