日本ハムの1軍名護キャンプで2日、「リアル野球BAN」が再現された。打撃練習で導入されたピッチングマシンは、テレビ朝日「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の恒例企画「リアル野球BAN対決」で使用されているタイプと同じものだった。向かって右側に阪神藤浪の投球フォームの映像が流れ、それに合わせてボールが出る仕組み。

新庄剛志監督(50)から来季の飛躍のため、今オフのバラエティー番組出演NGが通達されていた杉谷拳士内野手(30)は、過去5度も出演してきた「リアル野球BAN」出演を断念したが、思わぬ形で対決の機会が巡ってきた。ただ、予想以上のスピードだったのか、1回目の打席では9球で安打性の当たりはなしと苦戦。その後、降雨のため、“藤浪”は降板。このピッチングマシンはブルーのシートが被せられ、午前練習では再戦の機会は巡ってこなかった。

○…阪神藤浪は日本ハム新庄監督の“挑発”にも一切動じることはなかった。沖縄・宜野座での練習後に取材に応じ、自身の姿が映し出されたピッチングマシンの記事を「見ました」とチェックしていたが、「だから何ですかと。別に何とも」と苦笑い。藤浪は5日の紅白戦(宜野座)に登板する予定で、順当に行けば11日の日本ハムとの練習試合(名護)の登板が見込まれる。敵地で“リアルBIGBOSS斬り”だ。