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スノボ富田せな、狙う表彰台 - 岩手日報

 初出場の平昌五輪で8位入賞した翌2019年、スノーボード女子ハーフパイプの冨田せな(22)は頭を打つ大けがをした。つらい時期を乗り越え、苦手なフィジカルトレーニングにも必死に取り組んだ。9日の北京五輪の予選は5位で通過。「もっと攻めてかっこいい滑りができたら」と、10日の決勝で表彰台を狙う。

 19年12月、中国で開かれたワールドカップ(W杯)の公開練習で転倒して頭を打ち、3カ月ほど安静にしなければならなかった。招待されていた大きな大会も全てキャンセル。両親もほとんど泣いたところを見たことがない冨田が自室で1人涙を流すこともあった。

 フィジカルトレーニングに向き合う姿勢が変わったのはその頃だ。「これまでで一番やった」と自負するように、昨年のオフも週に2回、1時間半ほど、筋力強化などに取り組んだ。

 全日本ウィンタースポーツ専門学校(新潟県妙高市)の大橋一麻さん(32)は冨田が平昌五輪直後の18年4月に入学してきてから、卒業後の今も指導に当たる。「最初に『トレーニングをやらなくてうまくなれるならやりたくない』とはっきり言われた。素直な子だと思った」と笑う。

 持ち上げられる重りは増し、エアの高さも3年前より平均で1メートルほど高くなるなど目に見えて効果が出た。トレーニングが好きになったとは決して言わないが「うまくなるためなら嫌なことも頑張れるところが本当にすごい」と成長を温かく見守る。(共同)

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