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火と煙、吹き抜けらせん階段伝い瞬時に3階へ - 読売新聞

火と煙、吹き抜けらせん階段伝い瞬時に3階へ - 読売新聞

 スタジオ1階の玄関付近にガソリンをまいて放たれた火は、猛煙とともに吹き抜けのらせん階段を伝い、3階まで一気に広がった。京都府警は、犠牲者の大半が一酸化炭素中毒で亡くなったとみている。

 スタジオは鉄筋コンクリート3階建てで、1階に音声収録設備があり、2、3階は作画などの制作現場。東京理科大の松山賢教授(火災安全工学)は、「爆発的な燃焼で室内の気圧が一気に上昇し、らせん階段の開口部を通って、煙や炎が瞬時に上階まで上った可能性が高い」と指摘する。

 建物には屋上までつながる別の階段(幅1・2メートル)があり、3階から屋上までの間で、19人が折り重なるようにして死亡していた。京都アニメーションによると、階段から屋上に出られるドアは「中から簡単に開けられる」が、消防隊到着時には閉まっていた。人々は屋上へ逃げようとしたが、煙の回りが早く、間に合わなかったとみられる。

 吹き抜けのらせん階段が被害拡大につながった可能性があるとして、京都市は19日、緊急検証対策チームを発足させ、屋内にらせん階段を設置している市内の建物を調査することを決めた。

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2019-07-19 14:46:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190719-OYT1T50300/

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