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【阪神】藤浪晋太郎、7回1失点10Kも降板 打線の援護なく初勝利逃す - 中日新聞

先発した阪神・藤浪

先発した阪神・藤浪

◇13日 阪神-中日(京セラドーム大阪)

 阪神・藤浪晋太郎投手が圧巻の奪三振ショーを演じたものの、打線の援護がなく、今季初勝利を逃した。直球は最速160キロを計測し、初回1死からの4連続三振に始まり、5回には3者連続三振を奪うなど計10奪三振。しかし、6回に安打と犠打に自身の暴投が絡んで1死三塁のピンチを招き、スクイズで先制の1点を許した。7回を投げ終えて107球、被安打4、無四球の1失点で降板。打線が中日・小笠原から得点を奪えず、藤浪は白星を手にできなかった。

 快投と呼ぶにふさわしい内容だった。藤浪は初回、先頭の岡林をスプリットで一ゴロに仕留めると、ここから奪三振ショーの幕開け。2番の後藤には追い込んでからのスプリット、続く阿部には粘られながらも9球目のカットボールで空振り三振を奪った。2回も4番のビシエドをカットボールで空振り三振に仕留め、大阪桐蔭の先輩でもある平田にもカットボールで空振り三振。6番の木下は二ゴロで連続奪三振は途切れたが、3回も石垣、土田から三振を奪取。5回は平田、木下、石垣を3者連続三振に仕留めた。白星こそつかめなかったものの、藤浪も手応え十分の表情だった。

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