内村航平、現役引退を発表…体操個人総合で五輪連覇 : その他 : スポーツ : ニュース - 読売新聞オンライン

　体操男子で２０１２年ロンドン五輪、１６年リオデジャネイロ五輪と個人総合連覇を達成し、第一人者として活躍した内村航平（３３）（ジョイカル）が１１日、マネジメント会社を通じて現役引退の意向を表明した。近く記者会見を開き、引退決断の経緯などについて説明する見通し。

　内村は長崎県出身で、全６種目を高いレベルでこなせる「オールラウンダー」として早くから頭角を現した。五輪は、日本体育大２年で１９歳だった北京大会が初出場で、個人総合と団体総合の銀メダルを獲得した。リオ大会は個人総合に加えて団体総合も優勝。昨夏の東京大会は出場種目を鉄棒に絞り、日本代表入りを果たしたが、予選の落下で決勝には進めなかった。

　世界選手権では、０９年大会で日本人最年少となる２０歳９か月で個人総合を制し、１５年大会まで６連覇。国内でも全日本選手権、ＮＨＫ杯ともに１０連覇で、全盛期には他選手を寄せ付けない強さを誇った。

　１６年秋には、日本体操界で初めてプロ選手に転向。１７年以降は肩などの相次ぐ故障に苦しんだ。最後の国際大会となった２１年１０月の世界選手権は、種目別鉄棒で６位だった。

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