昨年に現役引退し、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(47)が年内にアマ野球で“初指導”する方向で調整していることが28日、分かった。昨年12月に学生野球資格回復研修を受けて今年2月、高校生や大学生を指導できる立場になり、実際に指導すれば今回が初めてになる。

今回の対象は甲子園出場常連の名門校になる予定。指導は数日間の短期になるとみられ、現役の高校球児を相手にしての“イチロー流”が注目される。同氏は26日に神戸市内で行われた「第73回新聞大会」で講演。「(近々指導する姿を)見られると思います。まず(選手を)見たい。だから1日の参加はない。何日か見ていたい」などと話し、意欲を示していた。